夏の甲子園が始まりますね~
今年の夏は特に暑い!
炎天下の中でのプレーはやる方も応援する方も大変です。
熱中症への対策が重要ですが、大会に出場するピッチャーの健康についてこんなニュースをみました。
日本高校野球連盟は4日、第100回全国選手権大会(5日開幕、甲子園球場)出場校の投手を対象にした関節機能検査で、肩や肘の状態が大会規定(投球禁止)に触れる投手はいなかったと発表した。
必ず話題になるピッチャーの投げ過ぎや故障の問題ですが、きちんと大会前に検査しているんですね~知らなかった(^^;)
関節機能検査とありますが、どんな内容の検査なんでしょうか?
ちょっと調べてみました~^^
高校野球の関節機能検査とは?
関節機能検査が開始されたのは1993年だそうです。
すでに25年も実施されてるんですね^^
初めて行われた1993年夏の大会では、対象の130人うち約3割の選手に肩や肘に強い炎症があったそうです。故障歴がある選手は7割もいたとか(^^;)
その結果、甲子園大会への投手としての出場禁止の規定も設定されたそうです。
全国大会では大会前、ならびに大会中の投手の関節機能検査(エックス線検査を含む)の結果、肩、肘に重大な障害(肩の腱板断裂および肘の剥離骨折を伴う靭帯断裂の直後)が発生していると判明した場合、大会運営委員長が検査担当医師の報告を受け、大会での登板を禁止する。
なお、この場合、投手以外で出場することは差し支えない。
検査対象のポジションはピッチャーだけですね。
検査にひっかかった場合でも、投手はダメですけど野手としてなら出場できるんですね!
検査内容は?
大阪大学整形外科の先生が検査してくれるそうです。
原則として、大会前の甲子園練習の際に行われます。
内容としては・・・
・問診→理学療法士による選手傷害の現病歴や既往歴などの問診
・関節可動域測定→理学療法士による肩関節、肘関節、前腕に対して関節可動域の測定→筋力、疼痛部位、単純X線写真、関節可動域などの診察
→検査結果より正常、軽度、中等度、重度の症状、投球禁止の5段階で肩とひじ別に判定する。
・コンディショニング指導→肩関節と前腕のストレッチングや検診結果から個別に必要な指導。
この検査は症状の悪化がないか確認するために、大会途中の準々決勝・準決勝の後にも検査されるそうです。
負けたら終わりのトーナメントなので、無理をしてでも投げたいとは思いますが、連投による故障を防ぐためにも大会中の検査は必要でしょうね^^
まとめ~検査以外でも対策は必要~
僕らが少年野球をやっていた頃は、練習中に水を飲んだらバテるからダメ!!
とか、今思えばむちゃくちゃなことを言われていました(笑)
今はいかに効果的に水分補給をするか指導されるぐらいなので、苦しかった当時を思い出すとちょっとうらやましい。
やっぱり成長途中の子供にいかに無理をさせないかが大事ですよね!
いろんな事情があって難しいとは思いますが、甲子園大会の日程についても見直しや工夫が必要でしょうね。
女子高校野球と同時開催をするなんて話も聞いたことがあります。
投球数の制限なども含めて、あらゆる方法を検討して選手の健康を守ってほしいと思います^^